Excel関数のなかでも、COUNTIF関数は非常によく使われるとても人気のある関数のひとつです!
社会人1年目の時、飲み会の出席人数をCOUNTIF関数を使って計算したのがExcel関数との付き合いの始まりかもしれません(笑)
この記事では、COUNTIFのそもそもの使い方とちょっとした応用を紹介いたします。
その他のお役立ちExcel関数について、上記の記事にまとめておりますのでよかったらご参考ください♪
この記事で紹介する関数:
- COUNTIF: 定められた範囲の中で、指定された条件に一致するセルの個数を返す。
- IF: 条件により処理を分岐させ、真なら真の値を、偽なら偽の値を返す。
COUNTIF関数の使い方
まずは、COUNTIF関数の使い方を説明していきます。
下記のくだものの表には、ライチとパイナップルの重複がみられます。
ライチとパイナップルがそれぞれ何個づつあるのか、COUNTIFを使って数えてみましょう。

数式 | +COUNTIF(C4:C8, E5) |
意味 | カウントしたい範囲を指定し、個数を知りたい条件を入力 |
範囲で商品名の列を選択し、検索条件でそれぞれライチ・パイナップルが記載されたセルを指定します。
すると条件にあった個数が返されます。ライチは3個。パイナップルは4個ありました。
簡単!
COUNTIF関数の応用編!
それでは、COUNTIFの応用した使い方を紹介していきます!
重複数をカウントする方法
さきほどの表では、条件を指定することで重複の個数がわかりました。
しかし、重複があるかどうかわからない表の場合は、そもそも検索条件でセルを指定することができません・・。
その場合は、COUNTIF関数を使って重複数をカウントしてもらいましょう!

数式 | +COUNTIF($C$4:C4, C4) |
意味 | C4の範囲の中にC4が何回出てきたかをカウント |
商品名の列から重複しているセルを見つけたいので、
今までのセルで同じ値が何回出てきたのかを、COUNTIFを使ってカウントしてもらいます。
一行目に上記の数式を入力して、下にドラッグして数式をコピーします。

範囲の先頭で絶対参照したC4はそのまま固定され、それ以外のセルは参照がずれました。
これによって、C4~参照しているセルまでの範囲から、参照セルは何個あったか、を返します。
最後まで続けると・・・。

ライチが3個、パイナップルは4個、それ以外は1個づつあることがわかりました。
COUNTIFで重複をみつける!
重複の個数を数えることはできたので、それを使ってどの項目が重複しているのかを特定してみましょう。
IF関数を使用します!

数式 | +IF(COUNTIF($C$4:C4, C4)>1, “重複”, “”) |
意味 | COUNTIFの結果が1より大きい場合、重複と表示、1以下の場合は空白を返す |
さきほどの[重複数をカウントする方法]の計算式では、2以上の結果が出たセルは重複を表していました。
そこでIF関数を組み合わせて、2以上の場合はセルに”重複“、それ以外は空白で返しなさいという関数を作りました。
これで、どの項目が重複しているのかが一目でわかります。
重複を除いて、カウントする方法。
重複を省いた合計の値を調べるときも、同様の方法を使います。

数式 | =+IF(COUNTIF($C$4:C4,C4)>1,“”, COUNTIF($C$4:C4,C4)) |
意味 | COUNTIFの結果が1より大きい場合、空白を返す、1以下の場合はCOUNTIFの結果を表示 |
これで重複していないセルだけが1を返してくれました。
合計すると、10個のくだものの種類が全体であることがわかります。